合成原料と天然原料

サプリメントなどでは原料に使われているものとして、科学的に作られた合成原料と果物などから抽出された天然由来の天然原料があります。

文字通り合成原料というのは、科学的に作られていて安価で高濃度というメリットがあるのですが、その働きにおいては天然原料には勝てませんし、作られたものですので、不純物が混入してしまうというリスクもあります。

天然原料においては、体内での働きや吸収率において合成ものよりも優れているのですが、価格が高く、濃度が低いというデメリットもあります。

できれば天然由来の成分を使っているもののほうがいいのですが、これらの見分け方をご存知でしょうか？

まぁ、このように見極める場合、製品のパッケージを見れば原材料が表示されているのですが、仮に原材料の欄に、ビタミンCやビタミンB1などと書かれていたら、それらは合成か、天然か、わかりますか？

成分表の内容をみて、ビタミンCなんて書いてあったら、体に良さそうだなんて思ってしまいがちですが、実は、これらは合成原料を使っているという意味を表しており、天然の原料を使っている場合は、原料表示には野菜や果物の名称が記載されています。

例えば、小麦や酵母、卵、アセロラなど、成分表に書かれていると思いますが、これが天然の成分という意味で、ビタミンCやビタミンB1と書かれていると合成成分ということになるのです。

つまり、合成か、天然かでサプリメントを選びたいときには、欲している成分の名称だけでなく、その成分がどのような野菜や果物に入っているのかを知っておいたほうがいいのです。

もちろん合成が悪いとはいいませんが、まずは天然成分のものをチョイスし、足りないようであれば、合成まで広げてみるという考え方を持ったほうがいいかもしれません。